かわいくて人なつこく、お互いにマイペースで暮らせるのが魅力。
しぐさや表情のかわいらしさ、しなやかな身体となめらかな被毛。フレンドリーな性格で、特別なお世話の必要がないため、お互いのペースを守って付き合うことができます。
フェレットの性格
人との接触を好み、コミュニケーションをある程度楽しめるフェレットですが、基本的に自分だけで過ごし、たまに人間にちょっかいをかけるといった生活スタイルです。分離不安になるほど人間に依存しないため、一人暮らしの方がフェレットといっしょに暮らすことになっても、フェレットにストレスがかかるということがありません。
また、多頭飼育するとわかることですが、それぞれ非常に個性豊かな性格の持ち主でもあります。この豊かな個性が多頭飼育にはまる理由かもしれません。
好奇心いっぱいでなつきやすい
人間や犬猫に物怖じせず、見知らぬ相手にも気軽に寄っていくフレンドリーな動物です。また攻撃することもほとんどないので、犬猫といっしょに穏やかに暮らしているコも多くいます。
初対面の相手でも平気ですし、べたべた甘えてくる動物ではないのですが、飼い主さまには特別な親しみを抱いているようです。診察室内で私が体を持つと全身をこわばらせて緊張しているフェレットが、飼い主様の元に戻ったとたんに緊張から解放されて穏やかになる光景を日常的に見ています。その際に飼い主様が『この子は私が飼い主だとわかっているのか心配でしたがやっぱりわかっていたんですね!』と感激しながら話されることも度々あります。
ほとんど鳴かない
うれしい時に「クックック」と言いながら飛び跳ねることがまれにありますが、普段はほとんど鳴かないことがフェレットの特徴です。自分の身に危険が起こった時は「キャー」と鳴くこともあるようですが、動物病院で治療を受けている時ですら声を出すことは極めて稀です。
ご注意ください
北海道や海外では届出が必要な場合も
野生動物保護の観点から、飼育に規制がある地域もあります。たとえばアメリカのニューヨーク州、カリフォルニア州、ハワイ州などではフェレットの飼育はできませんし、日本では北海道でフェレットを飼う際に知事への届け出が必要です。