フェレットの種類

カラーバリエーションと毛足の長さに個性があります。

フェレットには固定された品種はありませんが、出身ファームや色、柄、毛足の長さなどによってさまざまな通称があります。

ファーム

日本に入ってくるフェレットのほとんどは、海外のファーム(繁殖場)から来ています。ファームはコンパニオンアニマルとしてのフェレットを繁殖しています。それぞれのファームには傾向として、「サイズが大きい」「骨太」「顔がまるい」といった特徴がありますが、あくまでも目安だと考えた方がいいと思います。

主なファームには、マーシャル・ファームズ・フェレット、パスバレー・フェレット、カナディアン・フェレット、マウンテンビューフェレット、ルビーフェレット、ニュージーランドフェレット、ホールデンフェレット、マグナフェレット、アンゴラフェレット、そして国内繁殖をしているファームであるDRF(ドラゴンライズフェレトリー)があります。

カラーと被毛

カラーについて

フェレットのスタンダードカラーは、「セーブル」というこげ茶とクリーム色の2色で、顔に隈取のように特徴的な模様があります。原種のケナガイタチがセーブルでしたので定番のカラーと模様と言えます。

色の黒っぽいものを「ブラックセーブル」、白っぽいものを「ライトセーブル」と分けているショップもありますが、フェレットは年齢によって色が変わっていくことが珍しくありません。特に年を重ねるに従って毛の色が白っぽくなる個体が多いようです。

全身が白い「アルビノ」、オーバーコートが白と黒でシルバーに見える「スターリングシルバー」、赤っぽい「シナモン」、ブロンドの「シャンパン」、キャラメルカラーの「バタースコッチ」など、他にもさまざまな通称があります。カラーについては規定があるわけではないので、ご自分のフェレットに独自なカラーネームを付けてあげるのも楽しいかもしれません。

模様では、背中に1本のしまが入るもの、パンダのように目の周りが黒いもの、手足の先がソックスをはいたように白いもの、セーブルの模様がよりくっきりしているものなどもあります。

アンゴラ

毛足が特に長いフェレットは「アンゴラ」と呼ばれます。カラーはさまざまです。大きく育つ個体や、少し気の荒い個体が多いと言われています。